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ひさしぶりに大学時代の友達と会いました。
大学の友達に会うと、たちまち始まる本談義。
みんなすばらしい読書家なので、おすすめ本情報がとってもうれしい
光文社で『カラマーゾフの兄弟』とかの新訳文庫を出しているのは知っていましたが、
なんとなんと、『赤と黒』も秋に上巻が、そして12月に下巻が出たらしいのです。
家に帰って、即検索・即購入。
なかなか革新的な訳らしいので、楽しみです。
赤と黒 十九世紀年代記 上
『赤と黒』は貧しい木挽きの息子であるジュリアン・ソレルが、
その才知と容貌で貴族社会に入り込んでいく・・・というお話ですが
ジュリアンの時には純粋な少女のようで、時には野心に燃えたナポレオンで・・・という
つかみどころのない性格がinteressantで、ずっと私のベストに君臨しています。
「新しく映画化すればいいのに~※1。」「誰か本気で漫画化すればいいのに~※2。」と
『赤と黒』の価値の見直しに、皆はげしく同意。
※1:
映画はご存知ジェラール・フィリップ主演のコレです。
ジェラール、もうすこし若ければ・・・
あと、彼は生来の気品と陽気さがあるのでジュリアンよりもファブリス向きですね。
※2:
実は昔里中満智子さんが微妙に漫画化しているのです・・・(絶版)
ウィリアムは文庫版を持っています・・・あのとき買っておいてよかった。
赤と黒 哀しき野望
あと、もうひとつ良い本を紹介されました。
ユゴー・バルザック・デュマの3大Grand ecrivainを比較したという
聞いただけで面白そうな本。内容もかなり笑えるみたいです。
こちらも絶版なので、Amazonで中古を購入。
あと、話題騒然だったのが、コレです・・・
『失われた時を求めて』 まさかのコミック版!!
フラ語版なら、まあいろんな意味であきらめがつくので購入してもいいかなというところですが
日本語版は需要ないでしょう~。
でも新聞で紹介されている・・・意外といいのか?
失われた時を求めて フランスコミック版 第1巻
フラ語版はこちら。